~ネブラスカ州オマハ訪問記~

ネブラスカ州オマハにある、University of Nebraska Medical Center(UNMC)見学の機会をいただきました。

オマハは、アメリカ合衆国中西部のネブラスカ州東端部に位置する都市。かの"オマハの賢人“こと、世界時価総額8位の企業バークシャー・ハザウェイCEOのウォーレンバフェット氏の故郷です。

同大学には公的資金のほか、莫大な規模のドネーションが行われており、市の中心部に広大なキャンパスと複数の病棟、研究棟を構えていました。

Innovation Design Centerでは医療における技術革新を他業種で行うための施設となっており、実際の描出の精巧なシミュレーションルームなどを見学。

ウォーレン・バフェット氏縁戚の寄付により設立された「Fred & Pamela Buffet Cancer Center」では開放的な院内と、ガラス芸術が印象的な"サンクチュアリ"を見学しました。

また、キャンパス内に整備される医療・バイオテック分野のイノベーション・ハブ"Catalyst"も見学させていただきました。延床面積170,000平方フィート規模。

なんだかピンときませんが、"東京大学アントレプレナーラボ"が7,200m²だそうなので、医学部のみのイノベーション施設としては大変な規模ですよね。調べた限りでは米国内でも有数の規模のようです。

さらに、Davis Global Centerは、約17,850 m²、全5階建ての施設丸ごと、最先端クリニカルシミュレーション施設、というとんでもないところ、ホログラフィック・VR/ARプラットフォーム、さらには国家認定の外科技術試験センター機能を擁していました。

Interprofessional Experiential Center for Enduring Learning (iEXCEL)という教育・研修プログラムを用意しており、学外や州内外のみならず国際的な医療人材育成・研究拠点として機能しているのだそう。

そして、
先日のネブラスカ州オマハ滞在にはもう一つ目的が。。

数年前、自分のこれからについていろいろ悩んでいた時、オフィスでマクドナルドハンバーガーをほおばる老紳士の写真が目に留まりました。

※ 娘が当時描いてくれた、「マックを食べるバフェット」。実際の画像は”Becoming Warren Buffet”というドキュメンタリーの1コマなのですが、転載していいかどうかわからないので、代わりにこちらを載せておきます。

これが私とわが心の師匠、バフェット氏との出会いです。

彼が投資家および経営者として長期的に成功を収めてきたという事実はおいおい知ることになりったのですが、オフィスでマクドナルドを頬張る姿をみて、なにか、我が意を得た思いがしたのを記憶しています。

彼の人生哲学、これまでの足跡を辿るべく、様々な書籍を漁ってきました。

私の好きはエピソードは、今はシティグループ傘下になった名門投資銀行、ソロモン・ブラザーズの臨時会長になった時の話。

大株主であったソロモン・ブラザーズの危機を、なんと月収1ドルで引き受け、

「名声を打ち立てるには一生かかるが、台なしにするには5分とかからない」

「会社のために働いて損害を出すのは理解できます。しかし、会社の評判を少しでも損ねたら容赦しません」

などの徹底した倫理的経営で再建に導きました。そして同社が軌道に乗るや否や、すぐにその職を辞しています。

今回、数年来の念願叶ってバフェット氏のお膝元を訪れる機会に恵まれ、実際に足を運んだからこそわかる、その功績の偉大さを痛感することに。

※バフェット企業の1つ、デイリークイーン。バーガーキングのようなお店なのですが、サンデーなどのソフトクリーム↓でも評判です。日本にも来てほしい。

※バフェット氏行きつけのステーキ屋、"Gorat's Steak House”。インフレの強烈な米国にあっても、比較的良心的な価格設定でした。

ほんの数日でしたが、今回の滞在を経て、オマハでが、まさに、心のふるさとのような記憶として私の中に刻まれることになりました。

※帰りのオマハ空港にて。名残惜しかったな。

Olivia Newton Johnが唄うあの名曲が心に響きます。。州が違いますけどね。

Take Me Home, Country Roads…

現地滞在に際して貴重なお時間をいただき、尽力いただきましたDr Kirk Zeller、Dr Zellerをご紹介くださいました山崎さま、誠にありがとうございました。

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